オンプレ Bridge オンプレ Bridge

Web Bridgeとオンプレ Bridgeの分岐

分岐画像1.png

Concur オンプレ Bridge

Concurから出力された承認済みデータファイルを、FTP経由で自動取得し、会計システム用のフォーマットに変換する仕組みをご提供しております。
変換後のファイルは、お客様にご指定いただいたフォルダへ自動的に出力されます。
クラウド型サービスと比べて柔軟性が高く、システムの細かなカスタマイズが可能です。
お客様の業務要件に合わせた設計や運用が行えるため、より実務に即した形での導入・運用が可能となります。

導入のメリット

No1 高いセキュリティと
データ制御

オンプレミス環境は、
データの保管とアクセスを
お客様で管理でき、
データが外部に流出するリスクを
最小限に抑えることが可能。

No2 カスタマイズ性と
柔軟性

オンプレミス環境は、
企業の独自の業務フローや
システム要件に合わせて
ソフトウェアやハードウェアの
カスタマイズが可能。

No3 システム独立性と
運用の自立性

外部のインターネット接続への
依存が少なく
全てを社内で運用するためで、
外部のシステム停止や障害の影響を受けにくい。

サービス概要

  • Bridgeプログラム実装先のOSは、 Windows (Windows Server 2019以降/ Windows 10,11)になります。
  • Bridgeプログラムの実行環境には、「.NET Framework/.NET 7以降」がインストールされていることが前提となります。
  • Bridgeプログラムの実行環境への「復号化アプリケーション」のインストールは、お客様にて実施いただきます。 ※ただし、設定については弊社にて支援いたします。
  • Bridgeプログラムの実行環境へのBridgeプログラムセットアップ・バッチスケジュール作業は、お客様にて実施いただきます。 ※ただし、手順書の提供および設定については弊社にて支援いたします。
  • Expense 、Invoice それぞれにてご契約が必要となります。

オンプレ運用図.png

動作環境

BridgeプログラムはWindowsアプリです。Linux版は提供しておりません。
Windows 10/11環境でも実行可能です。
Windows Serverのバージョンは2019以降を推奨しておりますが(2024年時点)、
.Net Framework/.NETどちらかの開発フレームワークがインストール可能であれば、
古いOSでも動作可能です。
※古いOSは既にサポートが切れているので推奨いたしません。
Bridgeプログラムを動かす環境には以下のアプリケーション/ファイルが必要です。

アプリ/ファイル/設定 概要 お客様役割
Bridgeプログラム 弊社が作成するWindowsアプリ。以下の処理を実行。
1.Concur FTPより経費(SAE)ファイルを取得。←Concur Expenseの場合
2.Concur出力ファイルの復号化。
3.Concur出力ファイルを会計システムインポート形式へ変換。
4.会計システムサーバにインポートファイルを配置。
※ファイルの配置方法は要件等(Bridgeが行う/ジョブ管理サーバが行う)
マスタの場合は、逆の流れ(マスタ変換>暗号化>FTPアップロード)
弊社で開発したプログラムをお客様にてサーバに配置。
弊社より手順書を送付いたします。
.NET Framework/.NET 7以降 Bridgeアプリ動作用のフレームワーク。 セットアップ作業
WinSCP Concur FTP連携用アプリ。 セットアップ作業
PGP暗号化・復号化アプリ PGP 5.x and above または GnuPG v2.1 and above(無償) セットアップ作業
SSH秘密鍵ファイル Concur FTP接続用 セットアップ作業
コンカーPGP公開鍵 コンカー社より提供。各種マスターをConcur FTPにアップロードする際に使用。 セットアップ作業
ファイアウォール22番ポート開放 SFTPにて使用。 設定変更
ジョブ管理システムAgentアプリ ※任意 お客様運用に依存
CPU 2CPU OSが快適に動作するCPU数であれば問題ありません。
参考までに、Windows Server 2019で推奨されている構成は4CPU以上です。
メモリ 16GB OSが快適に動作するメモリサイズであれば問題ありません。
ディスク 100GB OSとBridgeプログラム/データでドライブを分けることを推奨させていただいております
(ドライブ容量が枯渇した際にOSが起動出来なくなることを避けるため)
・OSとアプリ用:Cドライブ 40GB
 Bridgeプログラムを動かすためにインストールするアプリは.Net Framework/.NETを除けば数十MB程度です。
・Bridgeプログラム/データ用:Dドライブ 60GB
 BridgeプログラムはDBを使用しません(ファイルベースでのデータ管理)ので大容量のディスクは不要です。
 Concurにインポートする各種マスター、Concurから取得した変換前データと変換後データ
 各種ログファイルで1日あたり20MB使用(かなり多めに見積もっています)するとして
 1年間保管していたとしても20MB×365日 = 約7GB です。
 同じサーバーにテスト環境と本番環境を同居させても2×7GB = 14GBなので3~4年は問題ない計算です。
 Bridgeプログラムにはデータの保存期間を設定し、超過したデータを自動削除する機能が備わっているので
 ディスク容量が枯渇してしまうことはありません。

■.Net Frameworkまたは.NETのアップデート

サーバーの入れ替え等により.Net Frameworkまたは.NETのバージョンが変更となる場合は、
以下の点にご注意ください。
・Bridgeプログラムでは、バージョンに依存するような特殊な処理を組み込んでおりません。
そのため、後方互換のあるバージョンへの変更(例:.NET7 ⇒ .NET8)であれば、修正を行わずそのまま動作可能です。
・バージョン変更をご予定の場合は、事前に弊社までご連絡ください。
弊社にてBridgeプログラムを再構築し、再提供いたします(保守枠内での無償サポート)。
「.Net Framework ⇒ .NET」「.NET ⇒ .Net Framework」など、変更が発生する場合は、Bridgeプログラムの修正が必要となります。
修正内容によっては別途御見積となる可能性がございますので、予めご了承ください。(有償サポート)


■Bridgeプログラムが取り扱うファイルの配置先

Bridgeプログラムが作成するファイルは、Bridgeプログラムが稼働しているサーバー
またはPC内の指定フォルダに出力されます。
出力先は設定ファイルで指定可能です。出力されたファイルをBridgeプログラムでFTP送信することも可能です。
Bridgeプログラムが参照する各種マスターファイルは、Bridgeプログラムから参照可能なフォルダやネットワークドライブに配置してください。参照先は設定ファイルにて指定いただけます。


■Bridgeプログラムのファイル形式と管理方式

Bridgeプログラムが作成するファイルは、カンマ区切や固定長形式などのテキストファイルに
限られます。
Excel形式でのファイル出力には対応しておりませんので、予めご了承ください。
各種マスターや設定情報については、すべてテキストファイルにて管理を行います。
データベース(DB)を使用した管理方式は対応しておりません。

導入ステップ

Step 1: まずはお問い合わせ

お問い合わせいただきましたら、担当者よりご連絡いたします。

Step 2: 要件ヒアリング

Step 3: お申し込み・契約締結

Step 4: 要件定義・設計・開発

Step 5: 連携テスト

Step 6: 本稼働・サポート

スケジュール

おおよそ3.5ヶ月程度で対応するスケジュールになります。
対象のConcur(Expenseのみ/ExpenseとInvoice両方)や作成する仕訳パターン、連携するマスターの数により大きく変動します。

スケジュール1.png


No タスク 担当 期間(打合せ) 備考
1 お打ち合わせ:Bridgeプログラム/インフラ仕様および制約ヒアリング IT担当,業務担当/弊社 1.5H×1回 システムを構築する際の貴社の規約/制約事項を確認いたします。
例)プログラム名のネーミングルール、エラー通知方法など 
2 Bridgeプログラム用サーバー(またはPC)の手配と
ネットワーク設定(FTP通信用に22番ポート開放)
IT担当 - 「Bridgeプログラム サーバー配置と自動連携テスト」
自動連携テスト開始までにはご準備ください。
3 お打ち合わせ:Concurデータと伝票、各マスタマッピングの確認 業務担当/弊社 1.5H×2回 変換仕様等の確認いたします。
4 Bridge変換プログラム開発と単体テスト 弊社 1ヶ月 弊社にて開発に着手いたします。
5 Bridgeプログラムテスト・動作確認 業務担当 1ヶ月 変更のご要望は都度ご連絡ください。
必要な場合はお打ち合わせの開催をお願いいたします。
6 Bridgeプログラム サーバー配置と自動連携テスト IT担当 3週間 Concur⇒Bridgeサーバー⇒会計システム間の自動連携テスト
7 最終納品(納品後は稼働準備期間) 弊社 - ※稼働準備期間中に発生した仕様変更は随時対応いたします。
8 保守フェーズ - - 1か月あたり2H程度の改善は保守の範囲として対応いたします。

料金プラン

当サイトに掲載している料金は、サービスご提供時の参考価格です。
実際の金額は、お客様のご要望・ご依頼内容・作業範囲などの個別の要件により変動いたします。
お見積りをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
※お支払いは年額一括払いになります。

No 対象サービス 初期費用 基本料金(月)
1 仕訳データファイル作成
※FTP連携対応支援含む
¥1,400,000~ ¥30,000
2 従業員・組織・承認者マスタ ¥1,000,000~ ¥20,000
3 プロジェクトコードマスタ ¥240,000~ ¥10,000
4 支払先マスタ ¥700,000~ ¥20,000

お問い合わせ

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